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インターホン交換を自分でできるかどうかは、今お使いの機器の電源方式でほぼ決まります。
電池式や電源プラグ式なら自分で付け替えられる機種がある一方、壁の中の電源に直接つながる電源直結式は、電気工事士の資格を持つ業者に依頼する必要があります。
この記事では、交換が必要なタイミングの見分け方から、自分で交換できるかの判断方法と手順、依頼先ごとの特徴、マンション・賃貸で交換するときの注意点、費用の目安までを順に確認できます。
ご自宅のインターホンに合った交換方法を選ぶ参考にしてください。
株式会社Y.D.E 代表。第一種電気工事士・一級電気施工管理技士などの資格を持ち、計装工事や制御工事を中心に豊富な施工実績を持つ。工場設備や配管・ラック施工に強みを持ち、現場経験に裏打ちされた専門知識を提供している。
また、YouTubeチャンネル「電気屋優tuber」を運営し、登録者数45,000人超。若手育成や業界の魅力発信にも力を注ぐなど、電気工事の実務と情報発信の両面で活躍している。
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インターホン交換の目安は、設置から10〜15年程度、または不具合が出始めたときです。
インターホンは毎日使う電子機器のため、年数がたつと内部の部品が劣化します。メーカーが修理用の部品を保有する期間には限りがあり、古い機種は故障しても修理できず、交換するしかないケースがあります。
設置から10年以上たっている場合は、不具合が小さいうちに交換を検討すると安心です。古いインターホンの交換は、故障して使えなくなる前に計画しておくと、機種選びや業者の手配に余裕を持てます。
次のような症状が出ている場合は、交換を検討するタイミングです。
電池式の場合は、まず電池を交換して症状が直るかを確認しましょう。電池を替えても直らない場合や、電源プラグ式・電源直結式で症状が続く場合は、本体の故障が考えられます。
音声だけのインターホンやチャイムを使っている場合は、故障を機にカメラ付きのテレビドアホンへ交換する方もいます。来訪者の顔を確認してから応対できるため、防犯面での安心感が高まります。録画機能付きの機種を選べば、留守中の来訪者も確認できます。
電池式・電源プラグ式のインターホンは自分で交換できる機種があり、電源直結式は電気工事士の資格を持つ業者への依頼が必要です。
インターホンには、電気の取り方によって3つの電源方式があります。電源直結式の交換では、壁の中の100Vの電気配線をつなぎ替える作業が発生します。この作業は電気工事士法で電気工事士の資格が必要と定められているため、資格のない方が行うことはできません。
電源方式 | 見分け方 | 自分で交換できるか |
|---|---|---|
電池式 | 親機に電池を入れる場所がある | できる機種がある(取扱説明書で要確認) |
電源プラグ式 | 親機から電源コードが伸び、コンセントに差し込んでいる | できる機種がある(取扱説明書で要確認) |
電源直結式 | 電源コードが見当たらず、壁の中の配線に直接つながっている | できない(電気工事士の資格が必要) |
親機の側面や下部を見て、電源コードがコンセントにつながっていれば電源プラグ式です。コードが見当たらない場合は、電池の収納部があるかを確認します。
どちらもなければ電源直結式の可能性が高いため、取扱説明書や本体に記載された型番で調べましょう。
電池式のうち、玄関子機と親機を無線でつなぐワイヤレス式は配線を使いません。一方、電源プラグ式や、既存の配線を使う電池式では、配線の本数や劣化の状態によって、新しい機種にそのまま付け替えられないことがあります。
取り外してみて配線が機種の仕様と合わない場合や、被覆が傷んでいる場合は、無理に接続せず業者に相談しましょう。
インターホン交換を自分で行う場合は、新しい機種が今の配線に対応しているかを確認してから作業を始めることが大切です。
インターホン交換の方法は機種によって異なりますが、電池式・電源プラグ式のインターホンをDIYで交換する場合は、一般的に次の流れで進めます。
作業の細かな手順は機種によって異なるため、必ず新しい機種の取扱説明書に従ってください。
STEP1:新しい機種が今の配線と電源方式に対応しているか、取扱説明書で確認する
STEP2:電源プラグを抜く、または電池を外して電源を切る
STEP3:室内の親機を壁から外し、つながっている配線を外す
STEP4:玄関の子機を外し、配線を外す(玄関のインターホン交換では、子機の取り付け穴の位置も見ておく)
STEP5:新しい子機・親機に配線を接続し、壁に固定する
STEP6:電源を入れ、呼び出し・通話・映像が正常に動くか確認する
作業中に電源直結式だとわかった場合や、配線の接続に不安がある場合は、その時点で作業を止めて業者に依頼しましょう。
資格が必要な作業を無資格で行うと、感電や火災につながるおそれがあります。
インターホン交換の依頼先は主に電気工事業者・家電量販店・ホームセンターで、電源直結式や配線工事を伴う交換は電気工事業者に依頼するのが適しています。
対応できる範囲や依頼の流れは依頼先ごとに異なるため、今のインターホンの状態に合わせて選びましょう。
依頼先 | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
電気工事業者 | 電源直結式の交換や配線工事まで対応できる | 電源直結式、配線の引き直しが必要な場合 |
家電量販店 | 本体の購入と取り付けをまとめて申し込める | 店頭で機種を選び、取り付けも任せたい場合 |
ホームセンター | 本体の購入と取り付けをまとめて申し込める店舗がある | 本体の価格を確認しながら選びたい場合 |
メーカーサービス | 同メーカーの後継機への交換なら配線がそのまま使えることが多い | 現在と同じメーカーで交換したい場合 |
家電量販店やホームセンターの取り付けサービスでは、実際の作業を提携する工事業者が行うことが一般的です。配線工事が必要と判断された場合は、追加の工事費がかかることがあります。
どこに頼めばよいか迷う場合は、価格.com 電気工事にご相談ください。
マンションのインターホン交換は、個人の判断でできないことがあります。マンションや賃貸住宅では、事前に管理組合や管理会社へ確認が必要です。
戸建て住宅では住んでいる方の判断で交換できますが、集合住宅ではインターホンが建物全体の設備とつながっている場合があります。住まいの種類ごとの確認先を押さえておきましょう。
オートロック付きのマンションでは、エントランスの集合玄関機と各住戸のインターホンが一体のシステムとしてつながっています。
このタイプは共用設備として扱われるため、1戸だけで交換することは基本的にできません。交換は管理組合が建物全体でまとめて行うのが一般的です。
オートロックのないマンションでも、管理規約でインターホンが共用部分とされている場合があります。交換を考えたら、まず管理規約を確認し、管理組合に相談しましょう。
賃貸住宅のインターホンは建物の設備に当たるため、故障した場合はまず管理会社や大家さんに連絡しましょう。入居者が自己判断で交換すると、退去時に元に戻す必要が出るなど、トラブルになることがあります。
交換の可否や費用の負担は契約内容によって異なるため、事前に確認することが大切です。
業者に依頼するインターホン交換の費用は、機器の交換のみなら8,000〜15,000円程度、配線工事を伴う場合は20,000〜40,000円程度が一般的な目安です。
価格.com 電気工事で実際にお支払いいただいた最小費用は14,300円(税込)〜、費用相場(中央値)は48,500円(税込)前後でした。(2026年10月13日時点)
見積もりの際は、本体代と工事費が分けて書かれているか、提示された金額が工事費込みの金額かどうかを確認しましょう。
電池式・電源プラグ式の機種を自分で交換する場合、かかる費用は基本的に本体代のみです。
業者に依頼した場合、インターホン交換の作業時間は1〜2時間程度が一般的です。
依頼から作業完了までは、主に次の流れで進みます。
配線の引き直しが必要な場合や、玄関子機を門柱に設置している場合は、作業時間が長くなることがあります。作業当日は室内の親機と玄関の子機の両方で作業するため、立ち合いが必要です。
問い合わせの前に、今のインターホンの型番、親機と玄関子機の写真、電源コードの有無を確認しておくと、見積もりがスムーズに進みます。
交換したい機種が決まっている場合は、その型番もあわせて伝えましょう。
電源直結式のインターホンを交換する場合は、電気工事士の資格が必要です。
壁の中の電気配線をつなぎ替える作業は、電気工事士法で資格が必要な電気工事に当たります。電池式や電源プラグ式の機種を、今と同じ配線のまま付け替える場合は、自分で交換できる機種もあります。
メーカーが違う機種に交換できる場合もありますが、機種ごとの対応条件の確認が必要です。
配線の本数や取り付け穴の位置はメーカーや機種によって異なるため、今の配線のまま付け替えられないことがあります。機種を選ぶ前に、取扱説明書やメーカーの案内で対応条件を確認しましょう。
今の配線のままカメラ付きのテレビドアホンに交換できる場合があります。
ただし、既存の配線の本数や状態によっては、そのまま付け替えられず配線工事が必要になることがあります。機種を選ぶ前に、今の配線に対応しているかを取扱説明書やメーカーの案内で確認しましょう。
また、古いインターホンは信号線が2本(2線式)のみの場合が多く、映像を伝送するテレビドアホンには対応していないことがあります。この場合は配線の引き直しが必要になるため、業者に現地確認を依頼しましょう。
レンズやスピーカーなど一部の部品だけを交換することは、一般的に難しい場合があります。
インターホンは部品ごとの交換を想定していない機種もあり、年数がたった機種はメーカーの部品保有期間も過ぎていることがあります。
部分的な不具合でも、設置から年数がたっている場合は本体ごとの交換を検討しましょう。
自分で交換するか業者に頼むか迷ったときは、次の4点が判断の目安になります。
インターホン交換は、今の機器の電源方式と住まいの種類を確認するところから始まります。
電池式や電源プラグ式なら自分で交換できる機種がある一方、電源直結式や配線工事が必要な場合は、資格を持つ業者に任せましょう。
マンションや賃貸住宅にお住まいの方は、管理組合や管理会社への確認を先に済ませましょう。