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「ブレーカーが頻繁に落ちる」「露出した分電盤が古くて不安」といった悩みはありませんか?
いざ工事を依頼したくても「費用はいくら?」「どこに頼むべき?」と迷う方も多いはず。本記事では、分電盤交換の費用相場から、寿命による交換サイン、さらに費用を抑えるコツまでを網羅して解説します。
まずは、今回の工事で押さえておくべき「3つの重要ポイント」をチェックしてみましょう。
【2026年最新】分電盤・ブレーカー交換の重要ポイント
回路数やアンペア数で変動。本体代・工賃・処分費を含んだ一般的な相場
原料難の価格高騰により分電盤・ブレーカーの価格が年々上がって行く恐れあり
絶縁劣化による火災事故を防ぐため、JEMA(日本電機工業会)が更新を推奨
電力会社の対応はメーターまで。家の中の設備は自己負担での修理・交換が必要
※出典:JEMA 一般社団法人 日本電機工業会「住宅用分電盤用遮断器の更新推奨時期」
焦げ臭い・異音など異常がある場合は年数に関わらず早急な点検が必要です。費用の詳細や「どこに頼むべきか」は、このあと詳しく解説します。
株式会社Y.D.E 代表。第一種電気工事士・一級電気施工管理技士などの資格を持ち、計装工事や制御工事を中心に豊富な施工実績を持つ。工場設備や配管・ラック施工に強みを持ち、現場経験に裏打ちされた専門知識を提供している。
また、YouTubeチャンネル「電気屋優tuber」を運営し、登録者数45,000人超。若手育成や業界の魅力発信にも力を注ぐなど、電気工事の実務と情報発信の両面で活躍している。
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ブレーカーや分電盤のトラブルに気が付かず放置しておくと、停電の頻発や感電、火災のリスクにつながることもあります。
ここでは、どのような症状が出たら工事を検討すべきかを、具体的な例とともに解説します。
交換を検討すべき5つのサインを確認しておきましょう。
以下では、症状のパターン別に、工事を検討する目安を具体的に解説します。
回路やブレーカーの状態を電気工事士に点検してもらい、必要に応じて交換や容量アップを検討しましょう。
エアコンや電子レンジなどの高出力家電でブレーカーが落ちる場合、分電盤の契約容量変更だけでなく、その家電専用のコンセント(専用回路)を増設するのが効果的です。
コンセント増設の費用相場や工事の流れは「コンセント増設・交換・移設ガイド」で詳しく解説しています。
ブレーカーを無理に上げず、すぐに電気工事士へ点検を依頼しましょう。
専門の計測器で漏電箇所を特定し、安全に修理・交換してもらう必要があります。
設置または前回交換から13年以上経過している場合は(JEMA基準)、点検や交換を検討しましょう。
設置から13年未満であっても、異音や発熱などの症状があればすぐにプロへ相談してください。最新の分電盤に交換することで、安全性が高まるだけでなく、回路の見直しや容量アップも同時に行えます。
家庭の電力使用量に合わせたプランを、業者と相談して決めましょう。
電力の使用状況を見直し、必要に応じて回路を増設したり、分電盤の容量を上げる工事を行うことで解消できます。
ブレーカーや分電盤の工事にはいくつかの種類があり、目的によって作業内容や注意点が異なります。
ここでは代表的な4つの工事について、目的・作業内容・注意点をわかりやすく解説します。どんな工事が行われるのかを把握しておきましょう。
分電盤は「配電盤」と混同されやすいですが、本来、配電盤はビルや工場などの大型設備を指し、家庭用のものは「分電盤」と呼ばれます。
本工事は、古くなり漏電・発熱などのリスクが高まった分電盤を、新しいものに取り換える作業です。内部部品の経年劣化や電気の容量不足、ブレーカーの動作不良が見られる場合に実施し、住まいの安全を最新の状態に更新します。
ブレーカーの役割の1つである、異常時に電気を遮断する機能を維持するために、劣化や不具合を解消することを目的に行う工事です。
頻繁にブレーカーが落ちる、スイッチが熱くなる、焦げ臭いなどの症状がある場合に交換が必要です。
電気使用量の増加や家電の追加に対応するために行う工事です。
新しくエアコンやIHクッキングヒーターを設置する場合、既存回路では容量が不足することがあります。
漏電ブレーカー(漏電遮断器)による感電や火災を防ぐために行う工事です。古い住宅では漏電ブレーカーが未設置の場合もあります。
分電盤の交換費用は、「交換する目的(容量アップか故障か)」や「回路数」によって変動します。適正価格で依頼するために、まずは項目別の相場を把握しておきましょう。お手元の見積書と照らし合わせながら、内容が妥当かどうかチェックしてみてください。
工事内容 | 一般的な費用相場(税込) |
|---|---|
ブレーカー交換 | 3,000円~ ・本体:1,500円~(付属品込) ・工賃:1,500円~(取付・試験) ・その他:端子修復・整線など(必要時のみ)、交通費、駐車料金 |
分電盤交換 | 50,000円~ ・本体:25,000円~(盤・部材) ・工賃:20,000円~(取付・配線) ・その他:5,000円~(廃棄)、交通費、駐車料金 |
回路増設・容量アップ | 50,000円~ ・本体:15,000円~(部材・線) ・工賃:30,000円~(配線・施工) ・その他:5,000円~(穴あけ等)、交通費、駐車料金 |
漏電ブレーカー新設・交換 | 10,000円~ ・本体:3,000円~(付属品込) ・工賃:5,000円~(取付・試験) ・その他:2,000円~(盤内調整・周辺配線)、交通費、駐車料金 |
※上表は一般的な内訳の考え方を示したものですが、地域や業者ごと、作業内容によっても費用は変わってくるので見積もり時にしっかり確認しましょう。
以下では、各工事の費用が変動する要因を詳しく解説します。
ブレーカーの種類や容量、劣化状況や接続端子の状態、分電盤内の配線の劣化や整線の必要性によって、費用が変動する場合があります。
また、交換個数により1個当たりの値段も変動します。
分電盤の種類や回路数、設置場所の構造(壁内・床下・屋外)、古い配線や追加部材の有無によって、費用が変動します。
増設回路の数や配線距離、配線ルートの取り回しや壁材・床材への対応、回路分岐やブレーカー容量変更の必要性によって費用が変動します。
設置環境や既存設備の状態、配線や分電盤の内部劣化の有無によって、費用が変動する場合があります。
また、交換個数により1個当たりの値段も変動します。
地域や業者ごと、作業内容によっても費用は変わってくるので見積もり時にしっかり確認しましょう。
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分電盤の交換とあわせて、お部屋のコンセント増設や電気配線全体のリフォームを検討している方は「電気配線工事の主な作業内容と費用相場」もぜひ参考にしてください。
ブレーカーの種類や容量、個数、分電盤内の接続確認や追加作業の有無によって作業時間が変動します。
分電盤の種類や回路数、配線の劣化状態や撤去作業の難易度によって作業時間が伸びる可能性があります。
配線距離やルートの複雑さ、壁材・床材への対応や追加ブレーカー設置の有無によって所要時間が変わります。
既存配線や分電盤の状態、設置作業や絶縁チェックにかかる時間によって所要時間が変動します。
ブレーカーや分電盤のトラブルが起きたとき、多くの方が「どこに頼めばいいかわからない」と感じます。
まず依頼先を正しく判断することが、費用を抑える第一歩です。
電気のトラブルが起きた際、まず迷うのが依頼先です。結論から言うと、「家の外側(メーターまで)」は電力会社、「家の中側(分電盤から先)」は民間業者の担当となります。
【電力会社】
電線~電気メーターまでが担当範囲。
担当内の調査・復旧は無料になりやすい。
【民間業者】
分電盤・ブレーカーなど宅内設備が担当範囲。
工事費用は見積もりに基づき自己負担が基本。
電力会社はあくまで「電気を届ける設備」の維持管理が役割です。
家の中の設備である分電盤の交換や、老朽化したブレーカーの取り替えは自己負担での「工事」となるため、民間の電気工事業者に依頼する必要があります。
「分電盤の交換をどこに頼むか」迷ったときは、複数の業者から見積もりを取ることで適正価格を把握できます。次のセクションで費用を抑えるポイントを解説します。
見積もりを複数の電気業者から取得し、内容や費用を比較することで、相場感を把握できます。
作業内容や部材の内訳をしっかり確認し、不要な追加費用を避けましょう。
標準工事に含まれないオプションや装飾的な工事は、必要がなければ省くことで費用を節約できます。
追加配線や特殊なブレーカー設置の必要性も、事前に電気業者に確認しておくと安心です。
分電盤やブレーカー交換に関する補助金や助成金を利用できる場合があります。
事前に自治体のサイトや電気業者に確認し、利用できる場合は申請手続きを行い、少しでも自己負担を減らすのがおすすめです。
どの回路や部屋で問題が発生しているかを整理して電気業者に伝えることで、無駄な追加工事を避けられます。
明確な依頼内容を伝えることが、費用を抑えるポイントです。
スムーズに依頼するための事前準備リストを用意したので、見ていきましょう。
ブレーカーや分電盤の工事は、事前準備がしっかりしていると、作業がスムーズに進み、費用や時間の無駄を減らせます。
ここでは、初心者でも迷わず準備できるポイントを詳しく解説します。
設置環境の状況が事前に伝わることで、作業時間や追加費用の削減にもつながります。
ただし、分電盤内部のブレーカーのサイズを測る作業は感電の危険があるため、業者に任せることをおすすめします。
ブレーカーや分電盤の工事には、施工後の保証期間や点検サービスを設けている電気業者もあります。
契約時に必ず確認しましょう。
日中が一般的ですが、夜間・休日対応の業者もあります。
その場合は追加費用やキャンセル条件などを事前に確認してください。
まず全ての子ブレーカーをオフにしてから、漏電ブレーカーを入れ直してみましょう。
その後、子ブレーカーを一つずつオンにしていき、どの回路で再び落ちるかを確認します。特定の回路で落ちる場合はその回路の漏電・過負荷が疑われます。
それでも復旧しない場合や、焦げ臭い・異音がある場合はすぐに電気工事士へ連絡しましょう。なお、メーター周りの不具合が疑われる場合はまず電力会社へご相談ください。
メーター周りの不具合の疑いなら連絡してよいこともありますが、分電盤・宅内の修理・交換は原則「民間の電気工事店」です。
安全を確保したうえで症状を伝え、宅内工事が必要かを確認しましょう。
無理に操作せず避難し、すぐに相談しましょう。
発熱・焦げ臭い・異音・変色は火災・感電のリスクが高まるサインです。賃貸なら管理会社・大家、持ち家なら電気工事店へ相談しましょう。
民間の電気工事店(電気工事士が在籍する業者)に依頼しましょう。
電力会社が対応するのは「電線から電気メーターまで」の範囲です。分電盤・ブレーカーなどの宅内設備は、電力会社ではなく民間業者による有償工事となります。
業者を選ぶ際は、複数の見積もりを比較し、第二種電気工事士以上の資格を持つ担当者が在籍しているか確認しましょう。
ブレーカーや分電盤は、家庭の安全を守るために欠かせない設備です。トラブルが起きてから慌てないよう、以下のポイントを最終確認しましょう。
設置から13年が経過したら、外観に異常がなくても点検を検討しましょう。異音・異臭・発熱がある場合は年数に関わらず早めに相談を。
ブレーカーや分電盤の交換・修理は、電気工事士が在籍する民間業者への依頼が必要です。複数の見積もりを比較して適正価格を確認しましょう。
問題箇所の整理・写真の共有・賃貸なら管理会社への確認など、依頼前の準備が時間と費用の節約につながります。
費用や工事内容に少しでも疑問があれば、まずは専門業者へ気軽に相談してみてください。