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コンセント増設・交換・移設ガイド|費用相場・自分でできる作業の境界線・安全な業者選びまで解説

「コンセントを増設したいけど自分でできる?」「コンセントを交換するにはいくらかかる?」「どこに頼めばいい?」など、コンセント工事を検討する際に出てくる疑問は、工事の種類によって答えが変わります。まず、よくある3つの疑問への回答を確認しましょう。

【2026年最新】コンセント増設・交換・移設のポイント

この記事では、工事の種類別の費用相場から、自分でできる作業とプロに頼むべき作業の境界線、交換タイミングの目安まで、初めての方でも安心して進められるよう解説します。

ガイド監修者
吉田 優さんプロフィール画像

株式会社Y.D.E 代表吉田 優さん

株式会社Y.D.E 代表。第一種電気工事士・一級電気施工管理技士などの資格を持ち、計装工事や制御工事を中心に豊富な施工実績を持つ。工場設備や配管・ラック施工に強みを持ち、現場経験に裏打ちされた専門知識を提供している。
また、YouTubeチャンネル「電気屋優tuber」を運営し、登録者数45,000人超。若手育成や業界の魅力発信にも力を注ぐなど、電気工事の実務と情報発信の両面で活躍している。

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コンセント工事は自分でできる?プロに頼むべき?

コンセントに関する作業は「自分でできるもの」と「電気工事士の資格が必要なもの」に明確に分かれます。
誤った判断で作業すると、感電・火災・法律違反のリスクがあるため、まずここで確認しておきましょう。

以下のいずれかに当てはまる場合は、必ずプロに依頼してください。

✓ コンセント本体を取り外して交換したい
✓ 壁に新しいコンセントを増設したい
✓ コンセントの位置を変えたい・移動させたい
✓ コンセントが焦げ臭い・熱い・ぐらつく
✓ 賃貸物件でコンセント工事を検討している
✓コンセントを2口から3口へ変更したい
✓コンセントを目隠ししたい

コンセント工事の主な作業内容と注意点

コンセント工事には、目的や状況に応じていくつかの種類があります。
ここでは、家庭でよく依頼される「増設」「交換」「移設」「撤去」の4つの工事内容を紹介します。

増設

既存の壁に新しいコンセントを追加する工事です。
家電の増設やテレワーク環境の整備などに便利ですが、壁内に新たな配線を通したり、分電盤から電源を確保したりする必要があるため、電気工事士の資格を持つ業者への依頼が必須です。

配線工事全般の流れや費用について詳しく知りたい方は「電気配線工事の主な作業内容と費用相場」もあわせてご覧ください。

交換

古くなったコンセントや焦げ・変形がある差込口を新しいものに取り替える工事です。
また、一口コンセントを二口コンセントや三口コンセントに交換することも可能です。最近ではUSB付きのコンセントに交換される方も多いです。
見た目の掃除やカバーの交換など、通電部分に触れない作業のみは個人でも行えますが、内部の配線を触る作業には資格が必要なため、必ず電気業者に任せましょう。

移設

コンセントの位置を変更して使いやすくする工事です。
壁材や配線ルートによって作業難易度が変わることがあります。配線の延長・分岐を伴う作業は電気工事士でなければ行えないので電気業者に依頼しましょう。

撤去

使わなくなったコンセントや、ペットやお子様が触れやすい場所のコンセントを安全のために取り外す工事です。
模様替えやリフォームの際にあわせて行うこともあります。感電の危険があるため、必ず電気業者に依頼しましょう。

コンセント工事に必要な資格について

第一種と第二種電気工事士の違い

電気工事士には「第一種」と「第二種」の2種類があり、それぞれの資格で扱える工事の範囲が異なります。

第一種電気工事士

工場やビルなどの高圧設備を含む大規模な電気工事を行える資格です。取得には高度な知識と技術が必要です。

第二種電気工事士

一般家庭や小規模店舗など、600V以下の電気設備に対応できる資格です。
コンセントの増設・交換・移設、照明の取り付けなど、家庭で行う電気工事はこの資格で対応可能です。
家庭でのコンセント工事を依頼する際は、電気業者が第二種電気工事士の資格を保有しているかを必ず確認しましょう。

個人で行える作業はある?

基本的に、コンセント工事はすべて電気工事士の資格が必要です。
個人で安全に行えるのは、コンセントカバーの掃除やプレートの交換など、電気が流れない部分の簡単な作業のみです。

内部配線や金属端子など、電気が流れる部分を触る作業を行うと、感電や火災の危険があるだけでなく、電気工事士法違反に該当する場合もあります。
安全に作業を行うためにも、配線に関わる工事は必ず資格を持つ電気工事士に依頼しましょう。

なお、無資格での電気工事は電気工事士法違反となり、罰則の対象になります。また、無資格工事が原因で火災が発生した場合、火災保険が適用されないケースもあります。

コンセントの増設は「壁に穴を開けてコンセントを付けるだけ」に見えても、壁内配線の改変が伴うため無資格では行えません。
DIYを検討している場合も、必ず電気工事士が在籍する業者に依頼しましょう。

コンセント工事を依頼したほうが良いケース

以下のような症状がある場合は、電気業者への依頼を検討しましょう。

コンセントの数が足りない

家電が増えたなどの理由から延長コードを常用している場合、過負荷による火災のリスクがあります。必要に応じて新しいコンセントの増設を検討しましょう。
また、口数の多いコンセントに交換するだけで解決する場合も有ります。

古いコンセントの変色・焦げ・変形・ゆるみ

差込口が焦げたり変形しているコンセントは、感電や火災の危険があります。こうした場合は、すぐにでも交換工事を専門業者に依頼してください。

電源が急に入らない・抜けやすい

コンセントや配線の不具合が原因で、電源が不安定になることがあります。トラブルの原因を正確に特定し、安全に修理するためには専門業者の工事が必要です。

回路容量が不足してブレーカーが落ちやすい

家電の同時使用でブレーカーが頻繁に落ちる場合は、回路容量が足りていない可能性があります。安全に使うためには、配線や回路の調整が必要です。
ブレーカーや分電盤の交換費用や種類について詳しく知りたい方は「ブレーカー・分電盤交換の完全ガイド」も併せて参考にしてください。

家電を複数接続したい・コンセントの位置が使いにくい

生活スタイルや家具配置に合わせてコンセントを増設・移設すると、使い勝手が良くなるだけでなく、安全性も向上します。

コンセント工事の費用相場と所要時間

コンセント工事の費用相場と所要時間

コンセント工事の費用は、工事の種類や配線距離・方法によって大きく異なります。まずは工事種別ごとの目安を確認しておきましょう。

工事種別

費用目安(税込)

所要時間目安

コンセント交換

3,000円~

15~30分

コンセント増設

5,000円~

30分~1時間

コンセント移設

10,000円~

1~2時間

※地域や業者・作業内容によっても費用は変動するため、見積もり時にしっかり確認しましょう。

コンセント工事の最低費用相場 目安と変動要因

コンセント交換工事:3,000円~(税込)

コンセントの種類やコンセントの劣化状態(焦げや変形の有無)、内部配線の交換の有無、さらに壁の開口や補修の必要性によって費用は変動します。

原材料費の高騰により、コンセント自体の値上がりもしているため、現時点の予想価格より年々上がって行く可能性があります。

コンセント増設工事:5,000円~(税込)

配線距離や壁材、分電盤からの配線設計の難易度、さらに追加部材や工事の有無によって費用は変動します。

コンセント移設工事:10,000円~(税込)

移設距離や配線ルートの複雑さに加え、壁材や床材への配慮が必要な場合や、回路の分岐・容量変更が伴う場合には、費用が高くなることがあります。

※地域や業者によっても費用は変動します。

コンセント工事の所要時間と変動要因

コンセント増設工事:30分~1時間

配線距離が長い場合や壁内部が複雑な場合、さらに壁材の種類や追加工事の有無によって作業時間が変動します。
壁内部に配線を通すのが難しい場合は、モールなどを使って露出配線で対応することもあります。

コンセント交換工事:15~30分

コンセントの劣化状況や内部配線の交換の有無、さらに壁の開口や補修が必要な場合に作業時間が変動します。

コンセント移設工事:1~2時間

配線ルートや移設距離が長い場合、また壁材や床材への配慮や回路調整の必要性によって作業時間が変動することがあります。

これらの費用相場や作業時間はあくまで目安です。具体的な費用や所要時間は、見積もり時に電気業者に確認してください。

コンセントの劣化サインと修理・交換の判断

コンセントの不具合を放置しておくと、感電・漏電・火災のリスクに直結します。
以下のような症状が見られる場合は、使用を中止してすみやかに電気工事士へ点検を依頼してください。

コンセントがぐらつく・抜けやすい場合

内部の接触バネの劣化や、壁内取り付け部の緩みなどが考えられます。接触不良による火花・発熱が続くと電気火災につながるおそれがあります。コンセント本体の交換が必要です。

コンセントが焦げ臭い・変色している場合

過負荷・接触不良・絶縁劣化によるスパーク(火花)が繰り返されている可能性があります。発火・電気火災のリスクが非常に高い状態のため、使用を直ちに中止し、すみやかに電気工事士へ点検・交換を依頼してください。

コンセントが破損・陥没している場合

物理的な衝撃や経年劣化による破損が主な原因です。露出した電線や端子に触れると感電のおそれがあるため、早めに交換を依頼しましょう。

コンセントや差し込み口が異常に熱い場合

過負荷や接触不良による異常加熱が考えられます。そのまま使用を続けると発火・電気火災につながるおそれがあるため、使用を直ちに中止し、電気工事士へ点検を依頼してください。

信頼できる電気業者の選び方と注意点

信頼できる電気業者を選ばないと、工事トラブルや追加費用の発生などのリスクがあります。以下のポイントをチェックし、目的に合った業者を選びましょう。

電気工事士資格の確認

家庭用の電気工事を行うには、法律で「電気工事士資格」が必須です。
資格がない業者に依頼すると違法になるだけでなく、安全面でも大きなリスクがあります。
以下のポイントをチェックし、目的に合った業者を選びましょう。

見積明細の確認

電気工事を依頼する場合は、見積もりの内容をしっかり確認することが大切です。
料金だけで判断せず、どの作業が含まれているのか材料費や工賃の内訳はどうなっているのか追加費用があるのかまで確認しましょう。これにより、後から思わぬ請求が発生するリスクを減らすことができます。

保証の有無

工事後に不具合やトラブルが発生した場合、保証があれば無償もしくは通常よりも安い費用で対応してもらえます。
保証期間や内容を契約前に確認しておくと安心です。

複数の業者を比較

複数の業者から見積もりを取り、料金や工事内容、保証内容を比較しましょう。
費用の安さだけで判断せず、料金内訳やサービス内容を比べることが重要です。

火災保険・家財保険の活用

コンセントの焦げ・損傷が、火災保険の「不測かつ突発的な事故」に該当する場合、修理費用が補償されるケースがあります。

ただし、過去に無資格者がDIYで行った工事が原因の故障などは、補償の対象外となる可能性が高いため注意が必要です。

工事を依頼する前に、加入している保険の補償内容を確認し、業者へ「保険申請用の写真や書類が必要か」を相談しておくことをおすすめします。

コンセント工事を依頼する際の注意事項

コンセント工事を安全かつスムーズに進めるためには、作業前・作業当日・作業後で確認しておくべきポイントがあります。以下を参考にしてください。

作業前の注意事項

作業当日の注意事項

作業後の注意事項

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コンセント工事をスムーズに依頼するための事前準備

コンセント工事をスムーズに依頼するための事前準備

コンセントの増設や交換などの工事も、事前準備がしっかりしていると作業がスムーズに進み、費用や時間の無駄を減らせます。
ここでは、初心者でも迷わず準備できるポイントを詳しく解説します。

現状の確認

希望内容の整理

作業環境の準備

賃貸物件の場合の注意

停電対策

写真や情報の共有

コンセント工事に関するよくある質問

コンセント工事に資格は必要ですか?

コンセント本体の交換・増設・移設はすべて電気工事士の資格が必要です。
プレートカバーのみの交換は資格不要ですが、コンセント本体に触れる作業はすべてプロに依頼しましょう。無資格での電気工事は電気工事士法違反となり、罰則の対象になります。

夜間や休日でも工事は依頼できますか?

日中が一般的ですが、夜間・休日対応の業者もあります。
その場合は追加費用やキャンセル条件などを事前に確認してください。

賃貸でもコンセントを増設できますか?

管理会社や大家さんの許可があれば可能なケースもありますが、原則として事前確認が必須です。
無断で工事すると契約違反・原状回復費用の請求につながる可能性があります。まず管理会社へ相談し、許可が取れてから業者に依頼しましょう。

コンセント増設をDIYで行っても大丈夫ですか?

コンセントの増設は電気工事士の資格が必要な作業であり、DIYでは行えません。
無資格での電気工事は電気工事士法違反となり、感電・火災のリスクや火災保険が適用されないケースもあります。必ず資格を持つ業者に依頼してください。

コンセントが焦げ臭い・熱い場合はどうすればいいですか?

すぐに使用を中止し、電気工事士へ点検を依頼しましょう。
焦げ臭い・変色・発熱は電気火災の前兆サインです。賃貸なら管理会社・大家、持ち家なら電気工事店へすみやかに相談してください。

コンセントの増設・交換はどこに頼めばよいですか?

第二種電気工事士以上の資格を持つ担当者が在籍する民間の電気工事業者に依頼しましょう。
複数の業者から見積もりを取ることで適正価格を確認できます。
価格.com 電気工事では、資格を持つ業者への無料見積もり依頼が可能です。

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まとめ

コンセント工事は、増設・交換・移設の目的に応じて適切に選ぶことが大切であり、
電気工事士の資格を持つ信頼できる業者に依頼することが安全・安心のポイントです。

  • コンセント本体の作業は必ずプロへ
    プレートカバーの交換以外は電気工事士の資格が必要です。DIYは法律違反・感電・火災のリスクがあるため、必ず資格を持つ業者に依頼しましょう。
  • 費用は工事種別・配線距離で変動する交換3,000円~・増設5,000円~・移設10,000円~が目安ですが、配線距離や壁の構造によって変動します。複数の見積もりを比較して適正価格を確認しましょう。
  • 劣化サインは早めに対処する
    ぐらつき・焦げ臭い・発熱・変色は放置しないでください。特にコンセントが焦げ臭い・変色している場合は使用を中止し、すみやかに電気工事士へ点検を依頼しましょう。

まずは自宅のコンセント状況を整理し、複数の業者から見積もりを取り、内容を比較することから始めましょう。
費用や工事内容に少しでも疑問があれば、まずは専門業者へ気軽に相談してみましょう。

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