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防草シートの施工費用は業者依頼で1㎡あたり500〜3,000円程度、自分で材料だけ揃える場合は200〜1,000円程度が目安です。ただし費用だけで選ぶと、敷き方や下地処理を誤って数年で雑草が突き抜けてしまうケースも少なくありません。
この記事では、防草シートの効果や種類、自分で貼る場合の手順とデメリット、業者に依頼した方がよいケースの見分け方まで、失敗しない選び方をまとめて解説します。
業者依頼の場合の材料費・施工費込みの目安。DIYで材料だけ揃える場合はより安く抑えられます。
下地処理の手間や面積によって変動します。
下地処理の丁寧さが仕上がりを左右するため、面積が広い・地面の凹凸が多い場合は業者依頼が向いています。
商社での切花の輸出入業務の経験を活かし、25歳のときに独立。以来お花と樹木に30年以上関わり続けている。
ひきこもり支援相談士としての活動では、お花や樹木に触れることで情緒の安定や老人介護施設での痴ほう療養に貢献する『園芸療法』や、過疎地での独立就農支援のための花卉栽培技術指導に力を入れている。
東日本大震災の際にはボランティア活動として花苗栽培と植込みを行うなど、造園業界に新風を吹かせるべく、日夜奮闘中。
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防草シートは、地面を覆って太陽光を遮ることで雑草の発芽・成長を抑えるシート状の資材です。
雑草は光合成によって成長するため、光を遮断されると発芽していても育つことができず、次第に枯れていきます。除草剤のように土壌に薬剤を撒くわけではないため、ペットや小さな子どもがいる家庭でも使いやすい対策として選ばれています。
防草シートは大きく分けて「織布タイプ」と「不織布タイプ」の2種類があります。
織布タイプは繊維をタテヨコに織り上げた作りで、価格が手頃な反面、繊維の隙間から葉先の尖った雑草が突き抜けやすいという弱点があります。
不織布タイプは繊維を絡み合わせて作られているため隙間ができにくく、雑草の突き抜けに強い一方、価格はやや高めです。
設置する場所によっても選び方は変わります。駐車スペースや通路など人や車の往来がある場所は、貫通抵抗力の高い不織布タイプや厚手のシートが向いていますが、シートをむき出しのまま使うとタイヤの摩擦や車の重みで破れやすいため、上から砕石などの砂利を敷き詰めて保護する施工が必須です。
花壇は雨水の影響を受けやすい場所ですが、シートを全面に敷くと植物の根が水分や養分を吸収しにくくなるため、花壇そのものへの全面敷設は避け、植栽部分を避けた通路部分や花壇の周囲だけに使うのがおすすめです。ウッドデッキ下のように植物を植えない場所であれば、水はけ(透水性)の高いシートを選ぶと、シート上に泥だまりができて再び雑草が生えるのを防げます。
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防草シートは自分で貼ることもできますが、仕上がりの良し悪しは下地処理の丁寧さで大きく変わります。
DIYで施工する場合、あらかじめ次の道具を揃えておくとスムーズです。防草シート本体のほか、固定ピン(U字ピン)、シートを切るための万能バサミやカッター、継ぎ目を補強する防草シート専用テープ、除草・整地用の鎌や熊手が基本セットです。
斜面や凹凸のある場所では、地面をならすためのレーキがあるとより仕上がりが安定します。
DIYでの基本的な貼り方(敷き方)は次の4ステップです。
凹凸が残っているとシートが破れる原因になります。山砂などがあれば凸凹面にすき込み平らに均します。均した後に除草剤を散布しておけば防草効果が上がります。
重ね幅が足りないと、継ぎ目から雑草が突き抜けやすくなります。
風が強い場所や地面が柔らかい場所は間隔を詰めて固定力を高めます。
端に土をかぶせて押さえると、そこに飛んできた雑草の種が根付いてしまうことがあるため、土ではなく固定ピンや防草テープ、見切り材(縁石など)でとめるのが基本です。端がめくれると、そこから雑草や土砂が入り込みます。
DIYで防草シートを敷く際に特に注意したいのが下地処理です。
「整地しないで敷いてしまった」「雑草を刈っただけで根を残したまま施工した」というケースでは、数か月〜1年ほどで雑草がシートを突き破ってくることがあります。
ホームセンターで購入できる規格は幅0.5〜4m、長さ5〜100mと幅広く、施工する面積より少し大きめのサイズを選ぶのがコツです。
防草シートは万能ではなく、選び方や施工方法を誤ると期待した効果が得られないことがあります。
代表的なデメリットは次の3点です。
とくに「半永久」という表記を見て耐用年数を過信し、下地処理を簡略化してしまうケースが目立ちます。製品の遮光率や引張強度、施工条件による耐用年数の違いを確認したうえで選ぶことをおすすめします。
よくある失敗例が、フェンス際や建物の壁際など「端っこ」の処理です。
中央部分は丁寧に施工していても、端部だけシートを切りっぱなしにしていたり、固定ピンを省略していたりすると、そこからピンポイントで雑草が生えてくることがあります。
境界部分ほど施工が雑になりやすいため、意識して押さえておきたいポイントです。
防草シートの値段(費用)は、業者依頼で1㎡あたり500〜3,000円程度、DIYで材料費のみなら200〜1,000円程度が目安です。
依頼方法 | 費用目安(1㎡あたり) | 10㎡の目安 | 30㎡の目安 |
|---|---|---|---|
業者依頼(材料費+施工費込み) | 500〜3,000円 | 5,000〜30,000円 | 15,000〜90,000円 |
DIY(材料費のみ) | 200〜1,000円程度 | 2,000〜10,000円程度 | 6,000〜30,000円程度 |
DIYは材料費を抑えられる一方、整地や重ね幅の確保、固定ピンの打設など作業時間と労力がかかります。
敷設精度が低いと数年で雑草が再発し、結局シートを張り替える二度手間になることも少なくありません。
業者に依頼する場合は、材料費に加えて下地処理・施工の人件費が含まれるため割高に感じられますが、地盤の状態を見極めたうえで適切な厚みのシートを選定し、重ね幅やピン間隔を規定通りに施工してもらえるため、再発防止という点では安心感があります。
面積が広い、地面の凹凸が多い、斜面があるといった現場では、業者への依頼を検討する価値があります。
自分で敷くか迷う場合は、業者に相談したうえで判断する方法もあります。
業者に防草シートの施工を依頼する最大のメリットは、下地処理を含めた再発防止の仕上がりが期待できることです。
自分で施工する場合、整地や除根といった見えない部分の作業を省略しがちですが、業者はこうした下地処理を含めて対応するため、施工後の雑草再発リスクを抑えられます。
また、現場の地盤状態や設置場所(駐車スペース・花壇・斜面など)に応じて適切なシートの厚みや種類を選定してもらえる点も、DIYとの大きな違いです。
業者を選ぶ際は、次のポイントを確認しておくと安心です。
業者選びに迷う場合は、一度価格.com お庭のお手入れにご相談ください。条件に合う1社をご紹介します。
素材や施工環境によって差がありますが、織布タイプで1〜5年程度、不織布タイプや高耐久タイプで7〜10年以上が目安です。
「半永久」と表記された製品でも、紫外線や踏圧の影響を受けるため、屋外にむき出しで使うか砂利で覆うかによって実際の寿命は変わります。
見た目や耐久性を重視するなら、砂利を組み合わせるのがおすすめです。
砂利はシートを紫外線や踏圧から守る役割も果たすため、シート単体で使うより劣化を遅らせやすくなります。駐車スペースなど人や車の往来がある場所では、砂利や人工芝と組み合わせて使うケースが多く見られます。
さらに景観の良さや自然感を求める方が人工芝を組み合わせることも多くあります。
下地処理と施工が適切であれば高い効果が期待できますが、完全にゼロにできるわけではありません。
継ぎ目や端部の処理が甘いと、そこから雑草の種子が入り込んで再発することがあります。定期的に端部やピン周辺の状態を確認しましょう。
また、突き破って出てきた雑草をそのまま放置しておくと、繁茂してますます増殖してきます。目についた時には確実に取り除き、除草剤を散布することをおすすめします。
一般的な戸建ての庭(30〜50㎡程度)であれば、半日〜1日で完了することが多いです。
面積が広い場合や下地処理に手間がかかる現場では、複数日に分かれることもあります。
防草シートは、選び方と敷き方さえ間違えなければ、雑草対策にかかる時間や労力を大きく減らせる資材です。一方で、下地処理や重ね幅・固定ピンの間隔といった細部を省略すると、せっかく敷いても数年で雑草が突き抜けてくることがあり、費用や手間が二重にかかってしまいます。
庭の広さや形状、ご自身でどこまで作業に時間をかけられるかを踏まえたうえで、DIYで挑戦するか、業者に依頼して確実に仕上げてもらうか、無理のない方法を選んでいただければと思います。