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不用品回収でトラブルに巻き込まれないために

不用品回収でトラブルに巻き込まれないために

引っ越しや大掃除、遺品整理などのタイミングで発生する不用品の処分。手間を減らす手段として「不用品回収業者」へ依頼する方が増えています。便利な一方で、最近では悪質な業者とのトラブルも増加しており、不安を感じている方も少なくありません。トラブルに巻き込まれないために正しい知識を身につけて安全に不用品回収を利用しましょう。

この記事では、不用品回収でありがちなトラブル事例や悪徳業者の見分け方、優良業者を選ぶポイントなどをわかりやすく解説します。

ガイド監修者
河野真希さんプロフィール画像

家事アドバイザー/一人暮らしアドバイザー/料理家河野真希(かわのまき)さん

自らの一人暮らし体験を元に取材や研究を重ね、2001年からWebを中心に各種メディアで暮らしに関する情報を発信。
料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な、自分らしい暮らしづくりを応援している。
著書に『ひとり暮らしの季節ごよみ』(祥伝社)、監修本に『人生が整う家事の習慣(西東社)』『ひとり暮らしで知りたいことが全部のってる本(主婦の友社)』きほんから新発想まで家事ずかん750(朝日新聞出版)』などがある。

よくある不用品回収のトラブル事例

不用品回収をめぐるトラブルは多種多様ですが、特に注意したいのが以下のようなケースです。

無断で高額請求されるケース

事前の現地見積もりでは「1万円」と言われていたにも関わらず、作業後に「追加で作業が発生した」として5万円を請求されるケースがあります。断ると「もう回収したから払え」と強引に迫る業者も存在します。

回収後の不法投棄によるトラブル

不用品回収を依頼した後、一部の悪質な業者が山林や空き地などに不法投棄を行うケースがあり、社会問題となっています。業者が不法投棄をしたのに、依頼者本人が責任を問われる可能性も。例えば、廃棄物の中に氏名や住所が記載された書類や手紙が混入していた場合、発見者や捜査機関から名義人本人が不法投棄者とみなされ、責任が問われる可能性があります。

「無料回収」のうたい文句に潜む罠

「テレビや冷蔵庫など、なんでも無料で回収します」とうたう業者には注意が必要です。実際には、「これは無料の対象外」と言って高額な料金を請求されたり、「積み込み料」や「処分料」など、聞いていなかった追加費用を後から請求されるケースがよくあります。

強引な回収後のキャンセル不可・返金不可

契約書を交わさずに作業を始め、「もう作業したからキャンセルはできない」「全額を支払え」と一方的に請求されるケースがあります。こうした強引な対応は、契約内容が不明確なまま依頼してしまった場合に起こりやすいです。不用品回収を依頼する際は、必ず事前に契約内容を確認し、書面で取り交わすことが重要です。

こうした被害を未然に防ぐには、事前の確認と業者選びが非常に重要です。まずは悪徳業者の見分け方から見ていきましょう。

悪徳業者の見分け方

トラブルに巻き込まれないためには、悪徳業者の特徴を把握しておくことが不可欠です。

会社情報が不明・所在地が曖昧

検索しても会社名や住所、電話番号が表示されない場合や、所在地がバーチャルオフィスなど、実態のない場合は要注意。信頼できる業者は、必ず詳細な会社情報を公開しています。

異常に安い or 「無料」を強調する広告

「何でも格安でお引取り!」「全品無料回収!」といった極端な価格をうたう業者は、後から高額な追加費用を請求してくる可能性が高いです。適正価格を無視したサービスには、裏があると考えましょう。

不用品回収業者の費用については「不用品回収の必要性と費用の理解の重要性」で詳しく解説しています。正しい費用相場を把握しておきましょう。

契約書を書面で出さない

契約書を交わさずに口頭だけで作業を進める業者は、後々トラブルが発生した際に責任の所在をあいまいにする意図がある可能性があります。特に、料金や作業内容に関する取り決めが書面に残っていないと、「言った・言わない」の水掛け論になりかねません。

訪問時の態度や説明が雑

説明が不十分、質問しても曖昧な返答しか返ってこない、作業開始を急かすような対応をするなど、少しでも「違和感」がある場合は要注意です。誠実な業者ほど丁寧な対応を心がけています。

では、どのような業者であれば安心して依頼できるかを詳しく解説します。

優良業者の見分け方と選び方のコツ

安心して依頼できる「優良業者」にはどのような特徴があるのでしょうか。以下のポイントをチェックすることで、優良業者を選ぶことができます。

一般廃棄物収集運搬業の許可がある

家庭から出る不用品を回収するには、一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。自治体が発行するこの許可を取得しているかどうかを確認することが、信頼性の大きな指標となります。

見積もりが明確で追加料金なし

信頼できる不用品回収業者は、訪問見積もりの際に作業内容や料金の詳細な内訳を提示し、追加費用が発生する可能性についても事前に丁寧に説明してくれます。見積内容を明確にし、後からの追加請求を防ぐことがトラブル回避につながります。

サービス内容や口コミの公開

公式サイトやGoogleマップなどで、サービス内容が明確に記載されているか、また実際に利用した人の口コミが掲載されているかも確認しましょう。評価が高くレビュー数が多い業者は安心感が高いです。

地元の評判・紹介制などもチェック

地元密着型の業者は、地域の信頼を第一に営業しているため、トラブルが起きにくい傾向にあります。知人の紹介や地域の掲示板などで紹介されている業者も、選択肢に入れてみましょう。

また、業者を選ぶだけでなく、依頼する前にご自身でできる工夫についても考えておくと安心です。

不用品回収を依頼する前に確認すべきこと

実際に業者へ依頼する前に、以下のポイントを確認・準備しておくことで、トラブルのリスクを大幅に減らすことができます。

不用品の分類

まず最初に、不用品を「処分すべきもの」「売却できるもの」「自治体で処理できるもの」など明確に分類しておきましょう。回収してほしい品目の詳細(種類・数量・状態)を正確に業者に伝え、見積もりの内訳や追加料金の有無を確認することでトラブルを回避できます。

複数業者に相見積もりをとる

1社だけに見積もりを依頼するのではなく、複数の業者から見積もりを取ることで、価格の妥当性や対応の違いが明確になります。また、業者によってサービス内容にも差があるので、費用を抑える面でもおすすめです。

回収対象や料金体系を事前に明確にする

「何を回収してもらえるのか」「どの部分に料金がかかるのか」といった点を事前に確認し、作業当日の齟齬を防ぎましょう。訪問見積もりの際の書面の見積書・契約書で内容を明記されていることが大切です。業者側が書面での発行を嫌がる場合、その時点で依頼を見送りましょう。 また、書面でも不明瞭な場合は質問し契約前に不安を払拭しておくことも重要です。

これだけ確認や準備をしていても、巧妙な手口の悪徳業者に騙されてしまったり、突然訪問され強引に押し入られるなど、思いがけないトラブルに巻き込まれてしまうこともあるかもしれません。
ここからは、いざという時に冷静に対処できるよう、どのように対処すればいいのかをご紹介します。

万が一トラブルに遭ったときの対処法

思いがけないトラブルに巻き込まれた際、感情的になったりパニックに陥ったりすると、相手に付け入る隙を与えてしまうことがあります。
場合によっては、こちらが不利な立場に立たされてしまう可能性もあるため、冷静に対応するための準備をしておきましょう。

消費生活センターへの相談

不用品回収に関するトラブルは、最寄りの消費生活センター(188)に相談することで、適切なアドバイスや仲介を受けることができます。

契約書や見積書をもとに証拠を整理

やり取りしたメール、LINE、見積書、領収書、契約書などは、必ず保存しておくことが大切です。問題発生時の証拠になります。

警察や自治体窓口に連絡

悪質な勧誘や脅迫的な請求があった場合は、警察への相談も視野に入れましょう。また、自治体の許可や委託を受けた業者かどうかを確認するのも有効です。

SNSやレビュー投稿の注意点

被害体験を共有するのは重要ですが、業者名や個人情報を含めて公開すると名誉毀損になる可能性もあるため、内容には注意が必要です。

まとめ

不用品回収は、正しい業者を選び、事前準備を怠らなければとても便利なサービスです。「安さ」だけに惹かれず、「信頼性」や「誠実さ」を重視することが、トラブルを防ぐ最大のコツです。
今回紹介したポイントを参考に、安心して不用品回収を依頼できる業者を見つけてください。

トラブルを避けるためのポイント

信頼できる業者を見極めるには、以下の点に注意しましょう。

会社情報が明確か確認する
会社名、住所、電話番号などが公開されているか。

「無料」や「格安」には要注意
極端に安い価格には裏がある可能性が高く、追加料金を請求されるリスクがあります。

書面での契約を徹底する
口頭での約束は避け、書面で見積もりや契約内容を取り交わしましょう。

許可の有無を確認する
家庭の不用品回収には一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。

口コミや評判を参考にする
実際に利用した人の声や地元の評判も参考にしましょう。

相見積もりで比較する
複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討しましょう。

万が一トラブルに遭ってしまったら

予期せぬトラブルに巻き込まれた場合は、一人で抱え込まず、以下の機関に相談しましょう。

消費生活センター(電話番号:188)
不用品回収に関するトラブルの適切なアドバイスや仲介を受けられます。

警察
悪質な勧誘や脅迫的な請求があった場合。

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