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大切な家族が旅立ったとき、「火葬の費用はどのくらいかかるのか」「同じペット火葬なのにどうして料金がこんなに違うのか」と戸惑う方は少なくありません。業者によって金額がまちまちで、何を基準に選べばいいのかわからないまま依頼してしまうと、後悔につながることもあります。
この記事では、ペット火葬の料金がどのように決まるのか、その仕組みから解説します。犬・猫・小動物などの体重別費用早見表、自治体と民間業者の違い、費用を抑えるポイントまでまとめましたので、大切なお見送りの参考にしていただければ幸いです。
麻布大学大学院修了後、大学病院研修医を経て動物病院に勤務。ペットロス研究を契機にグリーフケアを学び、2003年に「動物医療グリーフケア®」を構築。出会いから看取りまで、ペットと飼い主の心の絆に寄り添う医療を実践。
合同会社Always代表として待合室診療やカウンセリング、セミナー・講演・執筆活動にも従事。著書に『犬と私の交換日記』『猫と私の交換日記』があり、全国で「ペット主役」の医療の普及に取り組む。幼少期から動物と暮らし、ペットとコミュニケーションを取りながら成長したことから、 獣医師としてペットの気持ちに寄り添う視点を重視している。
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ペット火葬の料金は、主に「火葬プランの種類」「ペットの体重・サイズ」「依頼先」の3つで決まります。
この3つを理解すると、見積もりを見たときに「なぜこの金額なのか」が把握できるようになります。
ペット火葬のプランは主に3種類あります。料金の違いは、炉の使い方・スタッフの対応時間・返骨の有無によって生まれます。
複数のペットを同じ火葬炉でお見送りするプランです。
炉の稼働コストを頭数で分担するため、費用を最も抑えられます。
ただし遺骨を個別に分けることができないため、返骨・立会いはできません。
1頭ずつ専用の火葬炉を占有して行うプランです。
炉の占有時間・燃料・スタッフの対応にかかる費用をすべて単独で負担することになるため、合同火葬より費用は高くなります。
火葬はスタッフに一任するため立ち合いはできませんが、火葬後に遺骨を受け取ることができます。「大切なペットの遺骨を手元に残したいが、立会個別火葬ほどの費用はかけられない」という方によく選ばれているプランです。
飼い主が火葬に立ち会い、骨上げまで行えるプランです。
スタッフが立会い・骨上げのために長時間つきっきりで対応するため、3プランのなかで費用が最も高くなりますが、「最後まで一緒にいたい」という想いを叶えられるプランです。
各プランのメリット・デメリットや、返骨・立ち合い・自宅でのお見送りといった観点からの選び方は「ペット火葬の種類と選び方(合同・個別・訪問の比較)」で詳しく解説しています。
同じプランを選んでも、ペットの体重・サイズによって料金は変わります。
体重が重いほど炉のサイズ・必要な燃料量・火葬にかかる時間が増えるため、費用が高くなるのが一般的です。
超小型犬や猫と大型犬では、同じプランでも倍以上の差が生じることもあります。
なお、実際の費用は業者やプランによって異なります。
具体的な金額は後述の体重別早見表を参照してください。
依頼先によっても料金は大きく異なります。
依頼先の特徴については後述の「自治体と民間業者の比較」セクションで詳しく解説します。
費用の仕組みを踏まえたうえで、実際の相場を確認しましょう。
以下は民間業者での費用目安(税込)を体重別にまとめた早見表です。ご自身のペットの体重に近い行を参考にしてください。
体重区分(動物の例) | 合同火葬 | 一任個別火葬 | 立会個別火葬 |
|---|---|---|---|
小動物(ハムスター・インコ・金魚・カメなど) | 5,000〜13,000円 | 9,000〜15,000円 | 15,000〜18,000円 |
〜3kg(ウサギ・モルモット・フェレットなど) | 13,000〜18,000円 | 17,000〜22,000円 | 20,000〜25,000円 |
〜5kg(猫・超小型犬:チワワ・トイプードルなど) | 15,000〜19,000円 | 20,000〜24,000円 | 22,000〜26,000円 |
5〜10kg(小型犬:ミニチュアダックスフンドなど) | 19,000〜22,000円 | 25,000〜30,000円 | 28,000〜34,000円 |
10〜20kg(中型犬:柴犬・コーギーなど) | 24,000〜26,000円 | 30,000〜34,000円 | 38,000〜41,000円 |
20〜30kg(大型犬:ラブラドール・ゴールデンレトリバーなど) | 30,000〜36,000円 | 38,000〜40,000円 | 45,000〜47,000円 |
30kg超(超大型犬:セントバーナード・グレートデーンなど) | 40,000〜42,000円 | 45,000〜48,000円 | 55,000〜60,000円 |
※民間業者での一般的な費用目安です。業者・地域・オプション内容によって変動します。
成猫の多くは2〜5kgの範囲に収まるため「〜5kg」の行が参考になります。
犬は犬種によって体重の幅が大きいため、直近の体重を確認したうえで該当する行を参照してください。
価格.comペット葬儀・火葬の費用事例
価格.comペット葬儀・火葬で実際にお支払いいただいた最低費用は18,150円(税込)〜、体重別の費用相場(中央値)は27,000〜75,000円(税込)前後でした。(2026年6月8日時点)
※プランや体重に加え、オプションで骨壺・搬送・納骨など基本料金に含まれないサービスが加わることが多いため、お客様の選択によって大きく変動します。
ペット火葬は民間の葬儀業者だけでなくお住まいの自治体に依頼できる場合もあります。
費用を抑えたいなら自治体、希望に合わせたお見送りをしたいなら民間業者が有効な選択肢になります。それぞれの特徴を整理しておきましょう。
項目 | 自治体(公営) | 民間業者 |
|---|---|---|
費用 | 1,000〜10,000円程度 | 5,000〜60,000円程度 |
返骨 | 自治体による(不可が多い) | プランによって可 |
立会い | 自治体による(不可が多い) | プランによって可 |
対応スピード | 日時指定あり | 比較的早い |
訪問対応 | なし | 業者による |
一部の自治体では、ペットの火葬や引き取りを行っています。費用は1,000〜10,000円程度と民間業者より安価なことが多く、費用を抑えたい場合の選択肢となります。
ただし、自治体ごとに対応内容が大きく異なるため注意と事前確認が必要です。
合同火葬のみで返骨ができない場合や、そもそもペットの火葬に対応していない自治体もあります。また、火葬の日時が指定されており、すぐに対応してもらえないケースもあります。
まずはお住まいの市区町村に火葬への対応有無、返骨の可否、費用、対応可能な日時の4点を確認してみましょう。
民間のペット葬儀業者は、プランの選択肢が豊富で、返骨・立会い・供養まで幅広い対応が可能です。費用は自治体より高くなりますが、以下のような点で選ばれています。
なお民間業者は資格がなくても開業できるため質にばらつきがあります。口コミの確認ポイントや見積もりでチェックすべき項目は「ペット葬儀業者の選び方(口コミ・見積もりの確認方法)」をご覧ください。
訪問型は火葬車が自宅や指定の場所まで来てくれるサービスです。
費用は18,000〜70,000円程度(体重・プランによる)が目安で、遠出が難しい状況や、住み慣れた環境でお見送りしたい場合に選ばれています。業者によって対応エリアが異なるため、事前にご確認ください。
プランや依頼先の選び方次第で、費用は大きく変わります。後悔なくお見送りしながら費用を抑えるためのポイントを4つ紹介します。
①自治体への依頼を検討する:返骨にこだわらない場合は、自治体への依頼が費用を抑えられる方法です。対応内容は自治体によって異なるため、まず問い合わせてみましょう。
②合同火葬プランを選ぶ:個別での返骨や立ち合いなどにこだわらなければ、プランの中では合同火葬が最も費用を抑えられる可能性が高いです。
③複数の業者に見積もりを取る:民間業者は同じプランでも料金が異なります。複数社の費用を比較することで、適正な相場を確認できます。
なお、価格.comペット葬儀・火葬ではお客様の条件に合わせて最適な業者を1社マッチングするため、ご自身で業者を比較・選定する手間は不要です。
④不要なオプションを整理する:メモリアルグッズや花祭壇など、オプションサービスは多岐にわたります。必要なもの・不要なものを事前に整理しておくことで、費用を抑えられます。
また、骨壺や位牌などは自分でご用意することで費用を抑えられる場合があります。(業者によって持ち込み可否が異なるため事前に確認しましょう)
次に、オプションの費用について見ていきましょう。
火葬の基本費用のほかに、供養やオプションサービスとして追加費用が発生することがあります。見積もりを受け取る段階で、何が含まれているかを必ず確認しておきましょう。
オプション・供養の種類 | 費用目安 |
|---|---|
骨壺・桐箱 | 1,000〜10,000円程度 |
返骨後の納骨・埋葬(霊園) | 10,000〜30,000円程度 |
永代供養(合同墓地・納骨堂) | 10,000〜50,000円程度 |
メモリアルグッズ(位牌・写真立てなど) | 3,000〜20,000円程度 |
ご遺体の搬送・お引き取りサービス | 5,000〜15,000円程度 |
肉球スタンプ・足型グッズ| | 3,000〜15,000円程度 |
骨壺や桐箱は基本プランに含まれているケースと別途費用が発生するケースがあります。
また、遺骨を霊園の合同墓地・納骨堂に納める場合は、火葬費用とは別に納骨費用が必要になるケースが多いです。
また、近年は、火葬前にペットの肉球を台紙やフレームに残す「肉球スタンプ」「足型グッズ」をオプションとして提供する業者も増えています。火葬後には残せないため、希望する場合は事前に業者へ確認しておきましょう。
「火葬のみ」なのか「供養まで含むトータルの費用」なのかを確認したうえで、総額を把握するようにしましょう。
自治体への依頼か、民間業者の合同火葬が最も費用を抑えられます。
自治体は1,000〜10,000円程度ですが、返骨できない場合がほとんどです。民間業者の合同火葬は5,000〜42,000円程度(体重による)で、こちらも返骨は受け取れません。返骨を希望する場合は一任個別火葬以上のプランが必要です。
対応している民間業者であれば火葬が可能です。
体長10cm未満の小動物の場合、合同火葬で5,000〜13,000円程度が目安です。
ただし、すべての業者が小動物に対応しているわけではないため、事前に問い合わせて確認してください。金魚などの魚類・カメなどの爬虫類についても対応している業者があります。
民間業者であれば当日対応が可能な業者もあります。
「できるだけ早くお見送りしたい」という場合は、価格.comペット葬儀・火葬にご相談ください。ご状況に合わせた業者を最短即日でご案内します。
ただし、繁忙期や業者の状況によっては翌日以降になる場合があります。
自治体への依頼は日時が指定されるため、当日対応はほぼ難しいと考えておく必要があります。
訪問型(移動火葬車)の費用は18,000〜70,000円程度(体重・プランによる)が目安です。
自宅や指定の場所まで火葬車が来てくれるため、遠出が難しい方や、住み慣れた環境でお見送りしたい方に選ばれています。業者によって対応エリアが異なるため、事前にご確認ください。
別途料金が発生することは少ないですが、業者によって対応が異なるため、事前に確認しておくと安心です。
ただし、副葬品(一緒に火葬する品)を受け付けている業者もありますが、材質によっては火葬炉に悪影響を与えるものがあるため、入れられるものに制限があります。
一般的に可能なものはお花・木製・紙製のおもちゃや手紙・ペットが好きだった食事など。プラスチック・金属・ゴム製品は不可の場合がほとんどです。
ペット火葬の料金は「プランの種類」「ペットの体重」「依頼先」という3つの要素で決まります。この仕組みを理解したうえで費用の相場を把握しておくことで、悲しみのなかでも落ち着いて判断できるようになります。
価格.comペット葬儀・火葬では、お住まいの地域に合わせた業者への相談・見積もり依頼が可能です。大切なお見送りのご参考にぜひご活用ください。