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エアコンは長く使っているとホコリやカビが溜まり、電気代がかさんだり、嫌なニオイがしたり、健康に影響を与えることもあります。
そんなトラブルを防ぐために欠かせないのが「エアコンクリーニング」です。
とはいえ、自分でできる掃除と業者に任せるクリーニングの違いがわからず、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、初めて業者への依頼を考えている方でも判断しやすいよう、それぞれの特徴や費用の目安を紹介していきます。
2020年にハウスクリーニング士1級(指導員資格)を取得し、NPO法人日本ハウスクリーニング協会の指導員としても活動している。
天然植物洗剤を使用し、お子様やペットにも安心なクリーニングサービスを提供。大手エアコンメーカー勤務で培った専門知識を活かし、エアコンクリーニングだけでなく、設置・修理など各種工事にも対応している。
高い技術力と丁寧な接客で、快適で安全な住環境づくりに努めている。
エアコンが汚れる主な原因は、空気中に漂うホコリや花粉、湿気によるカビの繁殖です。
さらに、タバコのヤニ、ペットの毛や皮脂、調理中に出る油煙なども付着し、エアコン内部の汚れを加速させます。
こうした汚れは目に見えにくいため、気づかないうちにどんどん溜まっていきます。
エアコンの汚れを放置すると、次のようなリスクがあります。
汚れでフィルターや熱交換器の通気が悪くなり、効率が落ちて余計な電力を消費します。
吹き出す風にカビやハウスダストが混ざり、咳・くしゃみ・鼻炎・喘息などの症状を悪化させることがあります。
カビ臭、ホコリ臭、油っぽいニオイなどが部屋全体に広がり、快適な空間を損ねます。
このように、エアコンの汚れは電気代や健康、快適さに直結する大きな問題です。
定期的にフィルター掃除を行えばある程度は予防できますが、内部のカビや油汚れまでは自分で完全に取り除くのは難しいのが実情です。
そのためエアコンの汚れの原因や、汚れを放置するリスクを知った上で、状況によっては業者に依頼して内部まで徹底的にクリーニングしてもらうことをおすすめします。
自宅でできる掃除は、主にフィルター掃除と吹き出し口・本体表面の拭き取りです。
掃除をすることで、冷暖房効率の維持や健康面の予防にもつながります。
効果
ホコリや花粉を取り除くことで風量を維持し、冷暖房効率の低下や電気代の増加を防ぎます。また、アレルギーや咳・くしゃみの予防にもつながります。
効果
表面のホコリや汚れを取り除くことで、カビやホコリが部屋に舞うのを防ぎ、空気環境を清潔に保てます。また、見た目もきれいになり、掃除の達成感も得られます。
ただし、内部の分解掃除は感電や故障のリスクがあるため、プロに任せる方が安心です。
プロの業者が行うエアコンクリーニングでは、家庭では難しい部分まで徹底的に清掃できます。
熱交換器や送風ファンの奥まで高圧洗浄で汚れを落とします。
効果
冷暖房効率が回復し、電気代の節約につながります。また、内部のホコリやカビをしっかり除去することで、空気環境が清潔になります。
内部部品を取り外してカビや汚れを根こそぎ除去します。
効果
自分では出来ない部分まで清掃できるため、ニオイの改善やカビの再発防止に効果があります。
お掃除機能付きのエアコンは、内部構造が複雑なため、ご家庭でメンテナンスすることは困難ですが、専門的な知識と技術でしっかり分解清掃します。
効果
自動掃除機能の効果を最大限に活かし、内部を衛生的に保てます。
このように、業者に依頼することで、冷暖房効率の回復や嫌なニオイの改善、健康面での安心感を得られます。
ここからはそれぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
自分で掃除するのは、簡単な掃除で日常のホコリ対策をしたい方や、費用をかけずに手軽に掃除したい方におすすめです。
業者に依頼するのは、内部の汚れやカビまでしっかり掃除したい方、健康や快適さを重視したい方におすすめです。
エアコンを長く使っていると、目に見えない部分にホコリやカビが蓄積し、冷暖房の効きや空気環境に影響を与えることがあります。以下のような状況の場合は、業者に依頼して内部までしっかり掃除してもらうことをおすすめします。
目に見えなくても内部に汚れやカビが溜まっている可能性があります。定期的にプロのクリーニングを行うことで、冷暖房効率の低下や電気代の増加を防ぐことができます。
エアコンから嫌なニオイがする、水滴が垂れるといった症状は、内部の汚れや故障のサインです。こうした状態は、家庭での掃除では対処が難しいため、専門業者に依頼する方が安心です。
風量や温度が安定しない場合、内部にホコリやカビが詰まっていることが原因であることがあります。プロによる内部清掃で、効率を回復させることが可能です。
カビやホコリが健康リスクにつながるため、特に注意が必要です。免疫力が弱い方がいる場合は、安心して使用できる環境を整えるためにも、業者のクリーニングを検討すると良いでしょう。
エアコンクリーニングの費用は、以下の要因によって前後します。
お掃除機能付きや業務用エアコンは分解や洗浄が複雑になるため費用が高くなりやすいです。また、古い機種は部品の取り扱いが難しい場合があります。
内部にカビやホコリが多く溜まっている場合は、洗浄作業に時間がかかるため追加料金が発生することがあります。
都市部の業者は人件費や出張費が高めに設定される場合があります。また、大手業者と個人業者で料金の差もあります。
複数台をまとめて依頼すると割引が適用される場合や、夏や冬の繁忙期を避けると料金が比較的安くなることもあります。
初めてエアコンクリーニングを依頼する場合、費用の安さだけでなく、信頼性や作業内容もチェックすることが大切です。以下のポイントを押さえて業者を選びましょう。
事前に見積もりを提示してくれる業者を選び、追加費用の条件も確認しましょう。見積もりに作業内容や対応範囲が明記されているかもチェックポイントです。料金が不透明だと、作業後に予想以上の費用がかかることがあります。
過去の作業実績や口コミを確認することで、信頼できる業者かどうかを判断できます。また、万が一作業中にトラブルが起きた場合に保証してくれる体制があるかも確認しておくと安心です。
自動掃除機能付きエアコンは内部構造が複雑なため、通常のクリーニングでは対応できない場合があります。対応可能な業者であれば、内部の汚れやカビも徹底的に清掃してもらえます。
施工写真や作業事例を公開している業者は、どの程度きれいにしてくれるかイメージしやすく、作業の品質も確認できます。写真が豊富にある業者は、技術や設備に自信があることの証拠にもなります。
ハウスクリーニング士やエアコンクリーニング関連の認定資格を持つ業者は、作業知識や技術に信頼性があります。資格の有無は見積もり時などの、契約前に確認するようにしましょう。
急ぎで掃除したい場合、予約の取りやすさや日程調整の柔軟性も重要です。電話やメール対応が丁寧かどうかも、初めて依頼する人にとって安心材料になります。
施工後に問題があった場合の再対応や保証期間があるかをチェックしましょう。作業後の不具合が起きた場合のトラブル防止になります。
エアコンの汚れは、電気代の増加や冷暖房効率の低下、カビやホコリによる健康リスクなど、生活にさまざまな影響を与えます。自宅でできるフィルター掃除や本体の拭き取りは手軽に行えますが、内部のカビや油汚れまでは取り除けません。
特に、2年以上内部洗浄をしていない場合、カビ臭や水漏れ、冷暖房効きの低下、小さな子供や高齢者がいる家庭では、業者に依頼するのがおすすめです。費用相場や作業内容、資格・保証・口コミなどを確認し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
日常の簡単な掃除と、プロのエアコンクリーニングを上手に組み合わせることで、エアコンを長く快適に、健康的に使い続けることができます。まずはフィルター掃除から始め、必要に応じて専門業者に依頼しましょう。